2040年問題を乗り越える 介護事業経営 を読みました。介護事業者の定義を改めてまとめておきたいと思います。介護保険施設、介護老人福祉施設、介護老人保健施設とあれ、どっちがなんだっけと違いを理解することに悩むことがありますよね。ちょっと振り返っておきたいと思います。
介護保険施設|わかりやすく
介護事業所の理解って難しいと感じている人にわかりやすく説明したい方は単語事の定義や違いから話をするとよかったので備忘録として残しておきます。
この記事では介護保険施設についてわかりやすく解説します。
介護保険施設の種類と違い
介護保険施設には次の種類がある。(注1)
1介護老人福祉施設(指定が省略され、介護老人福祉施設として記載が多い)
2介護老人保健施設
3介護医療院
もう一度大事な箇所にハイライト
介護保険施設には次の種類がある(注1)
1介護老人福祉施設(指定が省略され、介護老人福祉施設として記載が多い)
2介護老人保健施設
3介護医療院
介護保険施設の理解を妨げる要因は3つ!
1つ目は”保険”と”保健”
この保険と保健の単語を注意して見えていなかったこと。音だけではホケンであれば介護ホケン施設はどの分類の施設の話かを特定できない。
2つ目は”福祉”と”保健”
福祉と保健の違いが介護~~と先頭の単語ではないため認識しにくいのである。
福祉は社会的弱者に対して公的なサービスを提供するもの、特に老人福祉施設であれば社会的弱者のうち老人に対する福祉サービスを提供する。
一方で保健は「病を早期発見し、早期治療し、積極的に健康を保持増進し、寿命を延長することを目標とする科学技術である(注2)」である。特に老人保健施設であれば医療を必要とする老人に対する介護保険サービスを提供する。
福祉施設と保健施設では目的が異なり、社会的な背景から必要と考えられるサービスか、病の存在から考えられるサービスかの違いある。
3つ目は介護医療院の存在
物事を理解するときに2つの対比は非常にわかりやすい。違いが明確だから。
この違いを3つにすると共通する部分も出てきたり、違いが明確に区分できないこともあるので単純に理解することを妨げている。
定義の確認|単語に注意すると覚えやすい!
「介護老人福祉施設」とは
「介護老人福祉施設」とは特別養護老人ホーム(入所定員が三十人以上であるものに限る。)であって、入所の要介護者に対し、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話する施設
「介護老人保健施設」とは
「介護老人保健施設」とは、要介護者であって、主としてその心身の機能の維持回復を図り、居宅における生活を営むことができるようにするための支援が必要である者(その治療の必要の程度につき厚生労働省令で定めるものに限る。に対し、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行う施設
「介護医療院」とは
「介護医療院」とは、要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者に対し、療養上の管理、看護、医学的管理の下における介護及び機能訓練その他必要な医療並びに日常生活上の世話を行う都道府県知事の許可を受けた施設
ここまでが介護保険施設の大まかな分類であり、この基礎を覚えたら、次にさらに細かく分類が発生する。例えばサ高住や老人ホーム等の施設である。同じように言葉の成り立ちに注意して整理してみたい。が今日はここまで。
調べて記事にするのに時間がかかったしまったので読むのはまた今後・・・。
注釈
1:介護保険法(平成九年法律第百二十三号)より抜粋
2:保健と福祉の統合に向けて 2福祉と保健の定義