ビジネスの雑談力を鍛える
GW最終日で明日からの仕事を少しずつ考え始めました。
私はある本を読んでビジネスの雑談力を上げたいなっと思い、感じたことをまとめてみました。
ずばり「ビジネスの雑談力に必要な論点」
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どんな人も「思い」があると心得る
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知識ではなく、意見を持つ
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相手の意見を引き出す簡単な工夫を楽しむ
それでは1つ目からです。
1.どんな人も「思い」があると心得る
例えば「仕事は何のためにしているか?」は誰もが考えたことがあるテーマだと思う。お金のためという一般論もあるが、もう少し抽象的な大義名分はどんなことがあるのか考えてみたい。
私の場合は「自分の人生に誰もが満足できる社会」を実現したいと思い、今の仕事に取り組んでいる。仕事で成果を上げることは究極的には自己満足であり、その成果によりお金を生むことで家族で幸せを感じられる。どちらか一方だけでは満足した人生とはならない。「思い」を大事にできるから時間を大切に使えると考えている。
経営者の方も同じようにワークライフバランスで悩みをお持ちであると感じる。創業当時はエネルギッシュであったが、歳を重ね、ライフステージが変わっていく。自分の育てた企業を誰かに託すのは頭で理解しても感情が追い付かないと思う。あるいはこれからの人生の残り時間を考えると理想が高く、有効な選択肢としてM&Aを実行したいと思う経営者もおられる。売り買いといえば簡単な「作業」であるが、極めて非合理な人間的な部分を理解してこそ、戦略を生かした経営判断の実現を支援できると感じる。
2:知識ではなく、意見を持つ
「雑談は何のためにするか?」を考えると、知識の交換ではなく、意見の交換をするためだと思う。
なので雑談力が高い方は結局は自分の事を話すことが上手な方が多い。
電車や買い物先でも楽しそうなグループやカップルはしゃべってる内容は彼らの意見をぶつけあっているだけなのではないか。
つまり、知識を説明しあう事は「ふ~ん」で終わってしまう。よく言われるようにネット情報で十分であり、ネット検索に雑談の相手として負けている。
正解や知りたい情報はネットで十分だ。
正解を引き出す必要がない時間を満たすことができるのが雑談であるとすると、常に自己紹介でもしておけと自分に言い聞かせたい。要は自分の好きなことは●●で、最近は▲▲して、××の失敗もしてしまったなど、自己理解を深めておけば雑談力は伸びるのではないか。
おもしろい話をしなければいけない、オチを準備しないとと思ってる方は人生楽しめない。ただ、ビジネスでは初対面の事や職位も気にすると思うので日経でこんなニュースあったねではなく、このニュースこのようなことが言えそうですねとか、自分の意見をもっておくのがいい。ニュースだけなら、相手もあっありましたね。で会話が終わってしまう。
意見がないので掲示板・Twitterリプ欄をパクるのもいいが、自分の意見に取り入れる。自分の意見なので覚える・思い出す工程が不要となる。なので雑談力があがるのだ。
結果、自然なふるまいでおもしろいヤツと思っていただける。
自分を魅力的に語れる準備を少しできたら、3つ目の論点である、
3.相手の意見を引き出す簡単な工夫を楽しむ
「引き出したい事を引き出すために何を伝えるか」
自己開示で少し話せるようになったら、ビジネスでは目的があるはず。
例えば調達価格を下げたい、長期的にはモチベーションはどうか、悩み(経営課題)はあるかなどを把握したいのではないか。
目的を達成しようと会話も弾んでいる会食で仕事の話を単刀直入にするとその場はどうなるだろうか。ここを工夫できる人が「おもしろいヤツ」かつ「仕事できる君」なのだと思う。自分で考える事をしないと「仕事のモチベどうですか」と直接聞いてしまう。
頭を使い楽しみながら話しをしたいと思うのであれば「土日は何をされてますか。」「以前、お伺いしていた料理は最近されてますか。」など、聞きたい内容を相手が話す環境を作っていく事できそうである。
これがビジネス上の雑談力ではないかと思う。
どんな話ができそうかを予め項目として出しておき、イメトレ次第で会話の質は変わるので、少しの工夫を継続していきたい。
ヒトから見れば努力と思われる事を無意識にできるヤツはその動作を楽しんでいる。GW最終日、エネルギーを貯めて明日からの仕事をイメージして、楽しんでやろうと思う。